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トップ移住者インタビューこの町は自然がいい。空気もキレイで、水もおいしい。それが一番。

移住者インタビュー

この町は自然がいい。空気もキレイで、水もおいしい。それが一番。

兼西明さん

兼西明さん

出身地:つるぎ町

移住年:2005年

現住所:つるぎ町

職業:つるぎの達人(つるぎ町公認観光案内人)

退職を機にUターン。2007年の国民文化祭開催に合わせ、町の観光ガイドの育成講座に参加し、つるぎの達人となった兼西さん。うだつの町並みや巨樹案内を続け、ガイド歴は約10年に!健康と田舎暮らしの秘訣をお聞きしました。

観光ガイドのおかげで元気なんですよ。

定年を機に地元に戻ってこられたと伺っています。

兼西さん:会社の社宅に住んでいたんで、住むところを探さないといけなかったんです。もともと半田の出身なんで、大阪のど真ん中に住むよりは田舎がいいな~と。地元なら知り合いもおるし、全然知らない土地へ行くよりはいいと思って帰って来たんですけど、馴染むのに5年くらいはかかりました。

奥様は反対されなかったんですか?

兼西さん:反対しましたよ。反対しましたけど、現在は良かったと言っています。この町は自然がいい。空気もキレイで、水もおいしい。それが一番。でも何年か経たないと土地の良さは分からないですね。

観光ガイドをされるようになったきっかけは?

兼西さん:2007年に国民文化祭があったでしょ。国民文化祭の開催に向けて、つるぎ町でも観光ガイドを育成しようという取り組みがあって、前年に半年間、月に1、2回の講義を受けて30人くらいが観光ガイド「つるぎの達人」に認定されたんです。それがあったからよかったんですよ。国民文化祭がなかったらぼーっとして、今頃倒れとるかわからん(笑)ガイドをやっとるおかげで元気なんですよ。

ということは約10年、続けていらしゃるんですね!

兼西さん:私が今、案内しているのは巨樹と二層うだつの町並み。2009年に巨樹フォーラムというのがあって、これが続くきっかけですね。

巨樹に興味があったんですか?

兼西明さん

兼西さん:興味どころか、巨樹なんて別にいいもんともなんとも思わんかったんです(笑)それが巨樹フォーラムをきっかけにつるぎ町は“巨樹王国”とテレビなどで取り上げられたことで、みんなの注目を集めた。先人が残してくれた自然遺産を大切にしないといけないということになって、案内して人が来ると、巨樹を残すことにつながるでしょ?ガイドをするのは町の活性化にも役立つし、自分の健康のためでもある。細々とでも続けてナンボ。そう思ってやっています。

田舎は田舎の良さがある。
身の丈にあった観光をしたらいいと思います。

つるぎの達人は今、何人いらっしゃるんですか?

兼西さん:8人です。仕事をしている人もいるので、実際に動いているのは4人くらいですね。交代でガイドをやっていて、春と秋につるぎ町のファンクラブである「つるぎクラブ」のツアーの案内パンフレットを出すんですよ。バス会社や旅行会社などとタイアップしてやっています。申し込みも多いですよ。案内する新会員を増やしていかないかんと思っています。

先ほど二層うだつの町並みをガイドされるとおっしゃていましたが。

兼西明さん

兼西さん:全国にも「うだつ」はあるんですが、この町のもぜひ見てもらいたいですね。「うだつ」が二層になっていることに加えて、鏝絵(こてえ)という漆喰細工が見どころで、鯉の滝昇りは立身出世、亀は長寿祈願とか家々によって違い、それぞれに意味があるんですよ。そんな話をしながらお客さんと対話型でガイドしています。町の歴史やガイド中に質問されたことに答えられなかったら、帰ってそれを調べたり、時にはお客さんに教えてもらったり。自分も楽しんでやっています。

地域の人との触れ合いも魅力ですね。

兼西さん:観光資源があれもこれもとたくさんあるわけじゃないですから、人が資源。お客さんに楽しんでもらおうと思ったら、ここに住んでる人がもっと地域のことを知らないかんわね。地元の人を対象に巨樹案内をしたら80歳になる人でも「こんなところがあるのは知らなんだ」ってびっくりしとんです。京都や奈良に行けば巨樹はいっぱいある。でも比べたらあかん。田舎は田舎の良さがある。身の丈にあった観光をしたらいいと思います。

自分が動かんと受け身ではあかん。活動せんと。
それが田舎暮らしの秘訣です。

働いているときに、定年後をイメージしていましたか?

兼西明さん

兼西さん:考えてなかったね。会社を辞める時に言われたことがあるんですよ。定年後は「動」をひとつ、「静」をひとつ、持っとったら退屈せんと。「動」は何かというと、体を動かすこと。ゴルフとか、ウォーキングとか。大抵はみんな自分の趣味に偏ってしまうんですけど、私のとって「動」はガイドで、「静」はガイドのための勉強。定年後、ガイドをしよるとは思ってもみませんでしたけどね。

 

最近、CCRCや高齢者の地方移住が話題ですが、それについてはどう思われますか?
つるぎ町は高齢者に住みよい町でしょうか?

兼西さん:この町の良いところは、公民館活動が充実しとる。ALTの先生が来て1週間に2時間ほど英会話の勉強もできるんですよ。他にもいっぱい活動しよる。だからお年寄りがわりと元気なんです。年配の人は住むところさえあれば、「動」と「静」の趣味を持って暮らしていけるんじゃないかと思います。町ももっとPRすればいいと思いますよ。全国に誇れる素晴らしい自然があるこの町を気に入ってくれて、地域のために何かしたいという方が移住してくれるなら、それもいいかと思います。町が活性化するのはいいと思いますよ。

兼西さんのように元気に活躍されている方がいらっしゃるのは頼もしいですね。

兼西さん:自分が動かんと受け身ではあかん。活動せんと。町の情報を知っている人は町をよく歩いている人ですよ。歩いて「あれ、何しとん?」て聞いていく。じっとしとったら誰ともつながらん。5年くらいたってそれがやっと分かりました。それが田舎暮らしの秘訣です。

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