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花火県とくしま。阿南の花火師さんとは

みなさんこの夏、打ち上げ花火は見ましたか?
打ち上げ花火がどのように作られ、どのように打ち上げられているか知っていますか?

実はとくしまは四国花火発祥の地と伝えられ、西日本有数の生産高を誇る花火県

花火屋さんのほとんどが打ち上げのみを行っており、花火の製造から打ち上げまで行っているところは全国的に見ても数件しかないのだそう。
花火県である徳島には花火の製造から行っている会社が三件あり、そのうちの一件が阿南市にもあります!

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阿南市 新野町の奥深くに花火工場“岸火工品製造所”はあります。

インタビューさせて頂いたのは7月の初め頃。花火師さんにとって一年で一番忙しい時期。
大変貴重なお時間をいただき、素敵なお話を聞かせてくださいました。

花火師さんというと夏のお仕事のイメージが強いですが、年間のスケジュールは
・9月~6月 花火の製造作業が主な仕事
・7月~8月 花火大会に向けての準備作業や、花火の打ち上げ現場での作業など。

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花火の製作
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花火の製作は大きく分けて 配合・星掛け・玉込め・玉貼り
【配合】火薬の玉の原料になる配合剤を作る。配合する薬品の割合により花火の色や音が決まる。
【星掛け・星の乾燥】星と呼ばれる丸い火薬の玉を作る。配合剤が玉に塗していき、星を少しずつ大きくしていく。

配合剤が少し塗されたら天日で干し、しっかり乾いたら次の配合剤を塗すという作業を何度も繰り返し希望の大きさを作る。
美しい花火を作るためには星が均一であることが重要。花火によって星の大きさは大小さまざま。

【玉込め(仕込み)】
「玉皮」という半球の容器に星を並べていく。

星を並べたら、その内側に和紙をひき、更にその内側に「割火薬」という星を飛ばすための火薬を詰める。

2つの玉皮に同様に星が詰められたら、その二つを合わせて球状の花火玉が出来上がる。
【玉貼り】
花火玉の周りにクラフト紙を何枚も張り付け固めていく作業。

貼り付けた紙の枚数や強度により花火の開き方が変わるため、紙は均一に貼る必要がある。
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阿南の花火の歴史
日本で初めて打ち上げ花火があげられたのは1711年。
阿波藩(とくしまけん)の軍備を支える火薬庫として、勝浦川から那賀川の一部の流域に分散して火薬製造の秘法が伝えられていた。
そのため火薬の取り扱いがうまく功績を残していたが、戦国も終盤を迎えるにつれ火薬が一般的なものになり、奉納花火や遊びの手持ち花火などへと移り変わった。

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頻繁に花火が上がる阿南市。阿南の花火にはそんな長い歴史があったんですね。
 

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現在、まだまだ花火は進化を遂げ続けているようです。

最近では、一球が打ちあがっている間にその中で何色にも色が変化するグラデーション花火、ミュージック花火など。

岸火工品製造所でも、ミュージック花火が主流になってきているそう。
音楽と花火をシンクロさせ打ち上げるというパレード的な演出で、コンピューターを制御し、花火と音楽のタイミングを合わせて打ち上げをおこなっています。

今までの打ち上げ花火とは観客の反応も異なり、ミュージック花火で観客の方が歓声とともに涙するという姿を初めてみたという岸さん。


―「初めて花火を打ち上げるときは本当に緊張した。今だに緊張する。打ち上げ花火を成功するまでに、数々の失敗や様々な苦労があった。」—
と、語る岸さんから花火に打ち込む誠実さや熱意が伝わり、こちらも胸があつくなります。

火薬の球の配列が数ミリでもズレてしまうと空に花火が上がった時には数メートルの誤差になるそう。
風向きや空気抵抗によっても花火の見え方はかなり違うものに。

究極の美を追い求め続ける花火職人さんたちの飽くなき探求心が、一瞬にして散りゆく光を“芸術作品”と呼ばれるまでに発展させてきました。

火薬を扱う花火は、何よりも安全が第一。
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―花火は音もゴミも出るものだけど、それでもずっと地元の方に愛されるものでありたい。―


そんな思いから、地元新野町の新野小学校とコラボし、生徒さんが考えたデザインを花火にし、地元の夏祭りで打ち上げを行っています。
自分が考えたオリジナルデザインが大空に打ちあがるなんて、貴重な体験ですよね。
オリジナルデザインはいつもの球体と違い、平面なので、上がる角度や見る観客の角度によっては斜めから見えて、何かわからないデザインになるため、最低でも同じデザインで三回は打ち上げるそうです。

阿南市の花火は本数は少ないながらも近くで見られるところが魅力。
向こう岸から花火師さんの「よーい」と言う掛け声が聞こえてくるぐらい近く、カメラを構えるとの花火がフレームからはみ出してしまうほど迫力があります。

花火職人さん達の努力や花火にかける思いを知ると、花火大会がより一層、夏の思い出深い行事に思えます。
毎年夏場は特に忙しく、花火大会のお手伝いさんも募集しています。
産業都市である阿南市は、仕事の選択肢が豊富ですが本当に様々な職業がありますね。

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玉貼り三年、星掛け5年、仕込み10年と言われる花火業界ですが、ここでは年数にこだわらずやる気があれば色々な事にどんどんチャレンジしてもらえます!」と岸さん。
実際に、神戸や高知から花火師さんを目指して移住して来られた方が岸さんのところで、この日も作業されていました!

―花火が好き。という方。阿南市で花火師さんを目指してみませんか?—

また、今年はなんと中四国初開催!西日本最大規模の花火競技大会「にし阿波のはなび」が徳島県で開催されます。
岸火工品製造所さんもフィナーレを飾ります!!

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一つの花火玉の中に様々な変化が仕込まれているため「世界一精巧な花火」と言われている日本の花火。

今もなお進化を続ける日本の花火に今後とも注目です!


岸火工品製造所

https://kishi-hanabi.com/info/con1.html
Youtubeでも花火製造の動画など見ることができます。

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